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耐え忍んで実を結ぶ

■ルカ8章4~15節

  「良い地に落ちたのは、御言を聞いたのち、これを正しい心でしっかりと守り、耐え忍んで実を結ぶに至る人たちのことである。」15節 
  神の言葉には偉大な力があります。主イエスの言葉には、時代やすべての物を超えて進む変わることのない力があります。しかし同時に、その御言葉を聞く私たちの心の態度が変わらないならば、その力を発揮することはできないのだということもまた、もう一つの真実です。私たちの心は陰険で、なかなか、神が願われる方向に向きを変えることはない。そこに、悪魔の力が、巧妙に働いているという現実を認めざるをえないのです。その意味で、私たちは今、改めて主の憐れみを求め、聖霊の働きを祈り求めなければなりません。キリスト教会には、昔から「キリエ・エレイソン」「主よ、憐れみたまえ」という祈りがあります。今こそ、私たちは、世界の人々と共に、この祈りを主に向って静かに叫ぶ時です。
  そうした心の叫びは、必ず聖霊によって、主イエスの御名によって神の御許に届き、小さくとも豊かな人生の実を実らせることを信じます。なぜなら、主イエスは真実なお方であり、主と主の言葉に留まり続ける私たちをお見捨てにはならず、あらゆる悪魔の業を退けて、私たちの心を良き地に変え、実を豊かに実らせてくださるお方であるからです。たとえ、私たちがあきらめても、主イエスはあきらめることがありません。信仰の勝利を勝ち取られ、私たちを見出し、勝利の人生へと招いてくださるお方です。「わたしは宝物、いつか、どこかでだれかが見つけてくれる。」(アントニー・デ・メロ)主イエスこそが、私を救い、見つけてくださるお方です。
  すべての人々のために十字架にかかられ、復活された主イエスに出会うことが許されたことを人生の最高の喜びとして感謝し、「見よ、世の終わりまでいつもあなたがたと共にいる」と約束された主イエスと共に、すべてのことを耐え忍んで、終わりまで、私たちに与えられた道を、信仰と希望と愛をもって歩き通してまいりましょう。
by nazach | 2015-02-01 19:20

札幌ナザレン教会 牧師 古川修二のメッセージ


by nazach